1人の少年と4人の中年④│潜水工房　鯨庵　kujira-an

海の帰りに、道の駅でごはんを食べる。

お客さまはいろいろ調べていて、
「市場の魚をそのままお造りで食べることができる道の駅がある」
という情報をゲットしていて、とても楽しみにしておられる。

よかったらキミも…
ということで、ちょっと遅れてボクも参加した。

メンバーはボクの友人と、その息子ちゃん、友人の会社の同僚だ。計４人。

お造りか〜♪

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たぶん、ここのことだ☆

新しくできた、しょっとおしゃんなマーケットだ☆

気にはなっていたけれど、まだ行ったことなかった。

ここにいくんやったら、え〜やん。
喜んでいきましょう☆

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ボクは海の後片付けがあったので、お客さまに先に向かってもらった。そして、その場所をマップで送ってもらった。あれ？場所の名前が違ってる。言ってたおしゃんなマーケットではなさそうだ。

あきらかに場所が違うねんけどな〜って思いながら、指定された場所へ向かう。いらぬことは何も口にしないようにした。

ついたが、完全に違う場所だった。それは、道の駅「シーサイド高浜」だった。

うわ〜、間違ってるな〜と思った。

そしたら、
いた。

ふつうに、何かのどんぶりを召し上がっている。お造りのどんぶりではなさそうだ。
いらぬことは、なにも言うまい。

「あ、なんか刺身ないみたい」
と、お客さまは、ボクに言う。「場所間違えた」じゃなくて、「刺身がない」と言った。さすがだ。
とれたてのお造りではなくて、アジフライのどんぶり？だった。ボクもそれにならって、同じものにした。

アジフライのどんぶりは、おいしかった。お造りじゃじゃなくても、アジフライで満足した。

途中で、大学生らしき団体が入ってきた。Tシャツには、ラグビー部と書かれていた。さぞかし空腹なんだろうと思いきや、全員が普通サイズのどんぶりだった。おいおい、オレたちでも大盛りにしているぜ。ラグビーよりもダイビングのほうが、腹が減るのか？

◆◆◆◆◆◆

お客さまたちは、併設されているお風呂に向かう。

たぶん、ボクの友人は、場所を間違えたことくらいわかっているはずだ。でも、そうとは言わず、「刺身はもうない」と言ってしまうところが、非常に良い。

ゆっくりお風呂にはいってください〜☆

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1人の少年と4人の中年④