チーム名は、こうである。
『U.Lモッチョムノスタルジー』
ツアー名といってもいいだろう。
ウルトラライトな荷物を持って旅に出る。目指すはモッチョム岳の山頂。屋久島の海にもぐり郷愁にひたる。
鹿児島空港に到着。
ここ鹿児島空港からは、空港バスで鹿児島市内までゆく。
荷物のウルトラライト計画は、このバスにスムーズに乗るためだった。機内に荷物を預けていたら、荷物の受け取りに時間がかかって、フェリーまでカツカツになってしまうのだ。
ボクは鹿児島市内に来たのは三度目。
三度目といえど、まったく詳しくない。知らない。
ということで、鹿児島に詳しいお客さまが、フェリー乗り場まで案内してくれる☆
ど〜ん。
確かに、鹿児島に半年ほど住んでいただけあって、詳しい。正しい方向感覚をしている。旅において、方向感覚が正しい以上の能力っている?いや〜、一番ほしい能力だ!
これで安心してフェリー乗り場まで行けるってもんだ☆
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歩いている方向には、桜島がそびえる。そびえる桜島。
桜島は常に噴火しているので、鹿児島市内に住むということは、火山灰ととも生きるとも言えるという。だから洗濯物は、室内干しが基本。
足元の土のような砂のような。どこにでもあるようで何度も見たことあるような地面。これは全部なのだ火山灰だそう。
こんなこと、教えてもらわないとわからない。ガイド、ふうた!
坂本龍馬の新婚旅行は、鹿児島の霧島やっけ?われわれは屋久島に行くよ。
龍馬とお龍に別れを告げる。
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フェリーはトッピーというスピードボートだ。
ボクは船好きなので、今までフェリーで3回屋久島へ渡っている。その3回とも、スローボートだ。時間がかかる。今回のフェリーは、早い。初めて乗った。
しかし!この早いフェリーでは、桜島が見えない!
あ〜れ〜!
桜島を眺めながら出航じゃないの〜?ちょっとどころじゃなくショック。
桜島をがっつり見ながら出航したい人は、時間はかかるけれど、遅いフェリーをおすすめしたいところ。
でも、早いフェリーにもいいところがあった。
”早い”ということだけじゃなくて、女性のスタッフの方が、めっちゃキレイな人だったのだ。
けっ。そんなことどうでもいいじゃないか。って、誰かは言うだろう。でもね、男性メンバー全員が、それについてはYESだった。男性メンバー全員で、2名ですが何か?
美しい女性が乗組員にいるだけで、非常に良い旅である☆
◆◆◆◆◆◆
男性メンバーのふうたくんも、フェリーも、まったくもって、正しい方向感覚だった。
だいたいの方向が正しければ、細かい箇所はどうにでもなる。
旅でも、何でも。ですよね?
船の窓の外は、曇ってる。波は高い。海は、マッチョなのである。風が強いのだ。
さあさあ。屋久島に着いちゃうよ〜!
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