気付いたのだが、TV、書籍などで知っている冒険家で、おしゃべりな人はいない。
事実や感想を、静かな声で淡々と語る。
甲高い声で、ベラベラしゃべる冒険家を見たことがないのだ☆
おそらく、冒険中に何かのトラブルがあったとしても、落ち着いていれるのだろう。
冒険家でもないけど、ボクの知っている自然好きな人は、ほとんどがおしゃべりだ。
悪気はないのだが、甲高い声でよくしゃべっている。
もちろんボクもその一人だ。
事実や感想を、感情を込めて、デカイ声で、時には話を膨らませる。
それは「語る」というよりはむしろ、「演説」に近いのかもしれない。
だから、とても上品には見えない。
「語る」と「演説」の違いはなんなのか。
それは自信のなさなのでは、と今は思っている。
「語る」とき、相手はこちらを向いている。
「演説」では、、相手はこちらを向いていない。
相手はこちらを向いていないので、当然力が入る。
こちらに向いてもらってから、話を聞く状態にする。
それからやっと説明だ。
さらには納得してもらうために、話は大きくなっていく。
われわれが日々やっているのは、演説なのであった。
静かな声で、語りたい。
事実や感想を、淡々と語りたい。
自分の考えや主張など、どうでもいい。
感想とは、
この海はとても青かった。
あの海は透き通っていた。
等々、決めつけや押しつけなどの考えではなく、どう思ったかというただの感想だ。
さあ、今日も甲高くデカイ声で、演説といきますか☆
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