波浪 演歌 前向き

どこの海も荒れるってのはあるね。久しぶりにもぐりにいこうとしたら、そういうことってある。

前後の日はなんとかいけそうやのに。ピンポイントでその日。

それが数年ぶりのお客さまやったりすると、げんなりする。

自然が相手やからわかってはいるものの、げんなり。そんなに大人になれないのであった。

◆◆◆

どこからか演歌が聞こえる。

たぶん停めてある車のどれかから聞こえてるか、その辺の家もあやしいものである。

そういえば演歌を聞いてもそれほど苦痛にならなくなった。なんならちょっと馴染む感じがする。

で、もう一回、波の情報を見てみる。やっぱり荒れるようだ。天気予報と違って、波予報はそんなにコロコロ変わらない。

◆◆◆

11月になっても、夏日がつづく…。

暑いからか、今年のサンマは小さいらしい。
暑さだけじゃなく豪雨とか、異常な気象がつづいてる。

海の生物たちはどんな気持ちなんやろう。
いや、なんとも思ってないかな。目の前のことに対応する。そして精いっぱい前向きに生きる。

なんてすばらしいのだろう。起きたくな〜いフトンから出たくな〜いなんてこれっぽっちも思わないのだ。起きる。ごはんを食べる。出す。活動する。寝る。目の前のこれらをじつに前向きにしてるのが、人間以外の生き物だ。

さて、何回めになるだろう、波浪予報を見てみる。う〜む、もぐれそうな海はないものか。どこかの海はイケるんちゃうかな、と、うっすら期待をしておく。

◆◆◆

暖かいことはいいことじゃが、自然のサイクルが狂うのは、嫌やな〜。秋は冬に向かって寒くなっていけばよろし。海はどんどん冷たくなっていけばよろし。

いつのまにか、演歌は聞こえなくなっていた。

さあ、いつまでもげんなりしていられない。
海の生物よろしく、じつに前向きにごはんを食べるとしよう☆

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