ゴホゴホと、せきがでる。のどがイガイガして痛い。どうやら風邪をひいてしまったみたいだ。
ちなみに“ゴホゴホ”とか“イガイガ”という日本語は、外国でも通じるんだろうか。通じたらいいのにな。
とにかく、風邪をひいたのかもしれなかった。
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コロナの世界になってから、3年半。ありがたいことにコロナに感染したことはまだない。たぶん基本的な手洗いなどをしているからか、風邪すらひいてこなかった。こういう時には自分を褒めてあげよう。
ところがここにきて、せきがゴホゴホのどがイガイガするので、病院にいくことにした。他の人がとくにお客さまが感染してしまっては困る。そういえば。病院って、何年いってないんやろう。
もよりの医院へいくことにした。
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病院の先生に、せきがゴホゴホのどがイガイガを伝える。平熱であることも伝える。
「ま、風邪ですね〜」という感じだった。そりゃそうだろう。コロナかどうかをしりたかったので、検査をしてもらうことにした。
あなたは抗原検査をしたことはあるだろうか。綿棒を鼻につっこむやつ。
ボクは過去に一度したことがあって、ちょこちょこしてくすぐったくて、もうやりたくないな、と思っていた。
病院の検査でも同じように綿棒を鼻につっこむのだが、何が違うのかというと、病院の先生が綿棒をつっこむのだ。ボクじゃなくて。
いや〜、考えが甘かった。めっちゃ痛い。涙がちょちょぎれる。「あ、いや、ちょっと…」とか言ってしまったくらい。自分でつっこんでた時とぜんぜん違う。先生は自分の時よりも3ステップくらい奥までつっこんだ。
「インフルエンザも検査できますけど?」
ごめんやけど、また綿棒があるのなら、お断りしようと思った。
しかしインフルの場合は、そんなに奥までつっこまないということだったので(先の表面をちょこちょこするだけ、みたいなニュアンスだった)、検査をすることにした。
病院の先生や看護師の方には、こいつは子どもか、と思われたのかもしれない。
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結果はすぐにでた。
陰性。
コロナもインフルエンザもともに陰性だった。
少しホッとして、帰る。
そうか、以前の自分でやった抗原検査は、ちゃんと検査できていなかったのかもしれないな、と思った。
“痛み”には、自分では甘さがつきもの。
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