銀色、グレーの海│潜水工房　鯨庵　kujira-an

能登には海がある。

冬の能登の海は、アレてた…。と、２日前に書いた。

「青くて透き通ってる海」ではなかった。アレてて色はなく、モノクロームな海だった。

モノクロームの海って、言い得て妙である☆

雪が降っているので、空は白い。
海は銀色だったり、グレー。先に見える島は、黒。

立派なモノクロームだ☆

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能登の海は、南の島のように、からっからに空が晴れて、青い空と強い日差しがあるわけじゃなかった。

でも力強さと男らしい魅力があるな、と思った。
この厳しい海の下で暮らしているからこそ、寿司王国と言ってしまえるお魚に成長するんだろうな、と。

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モノクロームな海で、強い風が吹き、雪が吹雪いている。
そんな海なのに、ずっと眺めていられるのはなぜなんやろう。

そんな海って言ったら失礼…か。
青くて透き通った穏やかな海ではなく、その逆ってことやねんけど。

そんな海、そのような海でも、われわれは飽きもぜずに眺めることができちゃうのだ☆

不思議ですね〜。

本当に不思議だ。

青くて透き通ってる海よりも、モノクロームの海の方が長く眺めていられる、そんな気がするのだ。

実際にボクはタイのスリン島という島に数日間いて、リゾート的なビーチを背景に、青くて透き通った海ばかりを眺めていた。やっぱりしばらくすると飽きた。そんなもんなのだ。

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銀色のアレた海で採れた魚は、めちゃ美味しかった。

アレた海でダイビングするのは難しいけれど、外から眺めるぶんには十分楽しい。

そうやって遠い昔から人はモノクロームの海を眺めてきたんちゃうかな〜。

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銀色、グレーの海