初対面でもなぜか話が続いてしまう、というタイプの人がいる。
ひとみしりもあって、本来なら質問二つ三つして、こちらも答えて、それででおしまい。
でも時々、向こうの話もオモシロい、こちらの話もオモシロいと思われていそうな時ってのがあるんだな。
◆◆◆
北海道でラフティングのガイドをしているという人と、話をする機会があった。
その人は、ロン毛で少しヒゲがあり、ちょっと他の人とは違うフンイキがあった。
さすが北海道の川のガイドだ、と思った。
でも少ししてから、そういえば、と思った。
見た感じだけとれば、ボクも同じような感じだった。
◆◆◆
北海道での生活は、とても魅力的だった。
夏はラフティングのガイド。
冬はアウトドアショップのアルバイト。
除雪カーで道路の除雪をする仕事もする。
春と秋は、休みなので、どこかへ旅へでる。
ステキすぎる。
部屋がいくつもあって、車も止め放題。
それで家賃が驚異の1万円代!
ま、まさか。
生活費は、関西とさほど変わらないけれど、家賃が違う、と。
正社員で定職につくのがあたりまえ、みたいな感じではなく、夏と冬で違う仕事をしている人は、とても多いそうだ。
40代、50代でそういう人がゴロゴロいる、と言っていた。
お金がない、生活に困っているというよりかは、必要なものだけあればいい、という感じ。
ムダなものはいらない、ということなのかな。
ちなみにその人は、結婚もしていて、小さな子供もいた。
将来不安そうな感じはなく、とてもリラックスしているように思えた。
ふぅん…。
◆◆◆
ボクらは生きにくい世の中で生きている、とは、
映画『すばらしき世界』
を観て思ったことだった。
ストレスなく、生きやすい世界とは、と考えた。
そのことについては、もっと考えていこう、と思ったのだった。
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