音のない世界

もうすぐネットが開通する。

年末に引っ越しをしてから、まだ来てもらえてないインターネットの工事。
いくらなんでも混み過ぎですね、って感じだが、もう慣れてきた。

工事がまだだから、
TVはうつらない。
音楽機器もない。
ネットもない。
本当に、音のない生活である。

音のない生活を、もう半月以上している。
なんならこのままでもいい気がする。
なんの不自由もない。

年末年始も一切のTVを見ていない。
一切の音楽も聴いていない。
お正月気分はTV以外の、「もち」や「おぞうに」で味わった。

そういえば、音のない場所って他にあるぞ、と思った。

そうだ、水中だ☆

海の中も、音のない世界だった。
つまり海の中と今の状況は、同じような感覚だった。
間違いない♪
だから案外落ち着くし、いっそこのままでいいかも、と思えるのかもしれない。

ダイバーにとって、
「海は音のない世界」
という感想は、かなりメジャーでありきたりだ。
よくある誘い文句だ。

でも、メジャーであるからこそ、
「音がない」
というのは、非常に魅力的な世界なのだった。

音のない世界とは、自分は誰からも見られていない。誰からも注目されていない。
ただ、自分だけが、何かを見ている。
そんな世界だ。
かなり集中できる世界だ。

じゃまなものが、何もない。

ダイビングって、そうなんだ。

とにかくもうすぐネットが開通する。

そしたらTVがうつるようになる。
配信の映画も見放題だ。
YouTubeも見まくるんだろうか。

でも、ああそうか、この音のない生活がもう終わるのか、と考えると、ずいぶんさみしく感じる。
誰からも見られていない、自分だけが何かを見ている世界が、もう終わるのかと考えると、確かにさみしく感じる。

あともうちょっと、数日、この世界を楽しむとするか。

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