そこに魚がいないのに、釣り糸をたらして釣りをしているのは滑稽だ。
まわりに人がいないのに、マスクをしているのも滑稽だ。
雨が降るとわかっていて、山に登るのは滑稽なのだろうか。
にごっているとわかっていて、海にもぐりにいくのは滑稽なのだろうか。
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ミルクティのような海。
ボクはにごっている海と知りながら、もぐりにいったこと、何回もあるのだ。
じつに滑稽である。
もちろんキレイな方がいいのだけれど、そんなにイヤな気分にはなっていない。
「いやぁ、にごってるねぇ〜」
なんて言いながら、話のネタになっている。
でも、ちょっと待てよ、と思う。
雨降りの山にいくのは、素敵なことなんじゃないだろうか。
まわりの木々から聞こえてくる雨音。水滴。
そういえば、雨降りの屋久島の森は素敵だったじゃないか。
晴れてるばかりじゃ、山の一面しか見れていないのかもしれない。
にごっている海でも同じことが言えるのでは☆
そう。
にごっている海でも、イヤな気になったことはない。
だって一年のうち、半分はにごってるでしょ。
南方の海じゃないかぎりは。
もぐっていること自体が、好きなのかもしれない。
にごっている海は、薄暗くてどんよりしている。
だから、もぐりにいく前日前々日お客さまには、にごっていることを事前に伝えることが多い。
にごっていて、楽しめるかどうかわからないからだ。
それでも、
「いかない」
と言われたこと、ないんじゃないかな?
みんな、もぐりにいくこと自体、好きなのかな?
そう言えば、寒いとわかっていて、もぐりにいくのも、滑稽なのかもしれない☆
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