【夢の話】
とあるきっかけで、琵琶湖でダイビングをすることになった。
琵琶湖でダイビングをするのは初めてのことだった。キレイじゃないだろうという想像しかしていなかったので、今まで、もぐろうと思わなかっただけだ。
なにはともあれ、琵琶湖でダイビングをすることになった。
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先日見た夢の話である。
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そこは、まるで神秘的な宮殿のようだった。
湖の底には、街があった。
現代風の民家があり、道路もあった。
ただ、そこは琵琶湖の底だった。
透視度透明度は悪くなかった。悪くないどころか、キレイだった。太陽の光は湖の底の街を十分に照らしていた。
もちろん、とても感動していた。
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もう一度言う。
夢の話である。
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一番驚いたのは、生物である。
ここは海ではなく、淡水である。
あゆ?コイ?フナ?ブラックバス?ブルーギル?
でも、それらの生物は一度も見ることはなかった。
ボクが見たのは、クエのような、1メートル級の大物ばかりである。
見たこともないような大きな魚が、民家の庭先から、ぬっとでてきた。悠然と泳いでいた。
それから1メートル級の生物は何度か見た。どれもがTVで見たような、古代の魚のようだった。古代の大きな魚の知識など、ちっとも持っていないが、夢の中のボクは、これは古代魚だと、確信を持っていた。
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というところで終わった。
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なんでもない夢の話だけれど、目覚めてから、ぼんやりしていた。
不思議なぼんやりとした感覚がしばらく続いた。
ひょっとしたら琵琶湖の底には街があって、古代の魚がいるのかもしれない。
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いやいや、あるわけないやん、いるわけないやん。
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