美しくカッコいいクモをみつけた。
いや、実際に美しいのはクモではなく、巣の方だ。
ハングリーなスパイダーは、この美しい巣に獲物がからみつくのを待っている。
たぶん待っている。
そうじゃなきゃクモがクモの巣をせっせとこしらえる意味がない。
昨日同じ場所にこのクモの巣はなかったので、夜から朝にかけて張ったのだろう。
クモがクモの巣を張ってゆく、のは、どのような気持ちなのだろう。
「オレって天才♪」って思っていたり、「獲物がかからなかったら、その時に考える」ってポジティブに考えたりしてるんだろか。
そしてこの美しくカッコいいクモの巣は、ボクによって、破壊される。
落ちていた木の枝で、夏の夜店の綿菓子のようにクルクルと巣を巻きつけ、無残にも、しげみの中に放り投げられる。
クモよ、すまないとは思うが、その場所は、いろんな人が通るドアというものがあるのだ。
ドアのすぐ横という場所は、巣を張るにはあまりにも不向きな場所なのだ。
それにしても、美しくカッコいいクモの巣でした。
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