こんなにおいしい料理は、
なかなか出会えない。
うわぁ!と思いました。
でも、
この奇跡の料理をいただくまでは
そんなに簡単な
道のりではなかったのです。

ボクはもうアタマが
変になりそうなくらい
腹が減っていました。
雨がうたれて、体は冷えて、
遠くはなれたヨーロッパの国で、
チャリンコをこぎまくり、
売店もなく、
とてもひもじかったのです。
いつもの空腹感ではない、
とても危険な空腹感でした。
明るいテーブルには、
色とりどりの、
おいしそうな料理が並ぶ。
たくさんのパン、
野菜料理、それにスープまで、
どれも素晴らしくおいしそうで、
湯気が優しく上がっています。
天国は、ココです☆
ボクの他にも旅行者が3人いて、
それぞれテーブルにつく。
さあ、ようやく食べれるのか?
と思いきや、
「食べる前に
なぜ旅に出たのか、
教えてほしい。」
Oh-!
まあ、いいだろう。
だって、
ごはん食べる前に
お祈りしなくちゃいけなさそうだし、
何と言っても
これらの料理はお宿のお母さんの
おもてなしです。

一人ずつ、話しはじめる。
けっこう長い…。
ちょこちょこお母さんが質問する。
そのぶん一人の時間は伸びてゆく。
腹がへる。
みなさんマジメなので、
ちゃんと「旅に出た理由」を、
語っているのです。
早くしゃべって!
とは、言えるわけもなく、
そんな素振りも見せれるわけもなく。
あぁ。
目の前にはあったかい料理。
手を付けられないゴハンたち。
地獄か?
きた。オレの番!
もちろん、
この会話は英語か、
ひょっとすると
フランス語、スペイン語、
何かはわからないけれど、
ほぼ、通じていません。
ずいぶんヒドイ英語で、
日本語しかしゃべれない、というと、
それでOK。自分の言葉で
話してください、ときた。
日本語でさらさらと説明した。
さあ、食べれるか!
と思いきや、
「なぜ、自転車で来たのか?」
これには、まいった!
なんて言おう…。
時間が過ぎる…。
他の3人の白人たちの、
早く答えろよ的な視線を感じる。
さっきの逆じゃないか~!
とっさにでた返答が、
「自転車で行きたかったから!」
小学生のような答えしかでず!
それでもお母さんは、
ニッコリしてくれました(^^♪
めっちゃ食べましたね。
ジャパニーズの食欲を
なめてもらっては困ります☆
負けちゃダメだ、と思って、
一番食べましたね。
中でも、
「ピスト」
を何回もおかわりしました!
「いやしいな、このコは」
と思われたはず!
その後、日本のスペインバルで、
ピストを何回か食べたけれど、
「こんなんやったっけ?」
この時の感動は無かった…。

そして、
しあわせになったわれわれは、
次の日、
旅立ったのであります。
いやぁ、本当においしかった☆
ありがたい一日でした♪

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