冬の海でダイビングしてるときに、お客さまと「寒い」って言ったらマイナスポイント1、っていうゲームをよくしてた。寒いって言ったらアカンゲーム。
1月2月の海なんてめちゃ寒いから、気持ちをまぎらわせたかったし、ちょっとでも寒さから離れたかった。
◆◆◆
このアカンゲームのキモとして、「寒い」って言っちゃうときは、意としてないのにポロっと自然に口からでてしまうこと。気をつけてるから会話では言わない。ふとした瞬間についつい口から漏れ出てしまうのだ。それをねらって、絶妙な「間」をつくりだすのがうまい人が、たまにいる。
寒さには、そういうごまかしが必要だった。“寒くない”と思い込んでごまかす。このアカンゲームのように。
しかし。
どうやら暑さにはこういうごまかしが効かない。
◆◆◆
もう言っちゃう。暑い。ずっと暑い。
「暑い」言うと罰ゲームが待ってるとしても、「暑い」しか感想がない。ごまかしが効かない。こんな暑い夏は、情緒もくそもないな。サイダー飲みたくなる。
東南アジアの人がニッポン旅行にきて、暑いって思うらしい。ネタかよ。おいおい、なんてことだ。


ドアを開けて「寒っ」には、神秘性さえある。ところが「暑っ」にはなんもない。あるとしたら「憎さ」だ。近頃の「暑い」には、どこか憎たらしさを感じる。完全に悪口だ。あぁ、イヤだイヤだ。
暑い体感には、ウキウキしたりドキドキしたりしたい。だって夏だぜ。
どうにかして暑さをごまかしたいのだが。どうしたらいいのだろう。できるとしたら、海でダイビングすることくらいかなぁ。
◆◆◆
今日から「暑っ!」言わないようにしようかしら。いやいやなんの効果もなさそうだ。まだ言っちゃったほうが、気分よさそうだ。
暑さをごまかしたい。AIに聞いてみた。
→とても親切丁寧に教えてくれた。いくつかある中のひとつ、“冷たい飲み物を少しづつ飲む”を遂行することにする☆
・
・
・