阿嘉島にいくには、那覇の泊港で『フェリーざまみ』か、『クイーンざまみ』に乗る。
想像通り、『クイーンざまみ』は高速船で、『フェリーざまみ』は普通。高速船で約1時間。速くない『フェリーざまみ』は、倍の2時間で阿嘉島に到着する。どちらも座間味島を経由する。
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われわれは時間の都合上で、16時の『クイーンざまみ』に乗り込む。速いほう。
しかし僕はだいたいスピードボートよりもスローボートの方がこのみだ。デッキにでて風を受けながらゆっくり進む景色をみるのがすきなのだ。旅っぽい。
でも、地元の人や旅の達人は、きっと高速船に乗る。普通船に乗ったとしても、デッキにはあがらず、シートで静かに座ってるはずだ。知ってる。
でもわれわれは地元民ではないし旅の達人でもないから、デッキにでたいのだった。往路は高速船『クイーンざまみ』だが、復路は普通船『フェリーざまみ』だ。
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デッキには、お犬さんがいた。空は暗い。雨を含んでそうな雲も向こうのほうに確認。あ、その黒っぽい雲の方向にわれわれはいくのだな。ドキっ!
出発した。ウキウキする。僕は船の旅がすきなのだ。
バカでかい船の横を通り過ぎる。この豪華客船はひょっとするとあの客に媚びないタクシーの運転手さんが言ってた、中国客用の船では?めちゃデカいぞ。







フェリーは順調にスピードを上げ出した。それと同時に、風がすごいことになってきた。波だってすごい。風がビュンビュン吹きまくり、船体はぐらんぐらん揺れる。デッキには数名の客しか残ってない。みなさん安全な船の中へ避難したのだ。とにかく風がすごい。
「せっかくなんで、TMレボリューションやりましょう」
なんのせっかくかはわからないけれど、確かにここは海の上、特別な場所だ。そして申し分ない風の強さと量。ここでTMレボリューションをやらないわけにはいかないだろう。




雨が矢のように向かってくる。当たると痛い。そして寒い。おいおいここは沖縄だぜ。もう夏と言っても過言ではないぜ。
フェリーの乗組員とお話をしてみると、風と波によりフェリーは欠航になるかもしれなかったらしい。あぶないあぶない。通常運航してもらえてよかった。
フェリーは確実に阿嘉島に近づいていた。
6月中旬でも長袖は必須。上に羽織れるパーカーは必須アイテム。僕は薄手のフリースも持っていってたくらいだ。
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急に阿嘉島に着いた。降りなきゃ!さきに座間味島に着くものとばかり思ってた。時期によって違うらしい。とにかく、目的の地、阿嘉島に着いたのだ。
目的の地、約束の地に着いたけれど、あたふたしてて島に着いたっていう感動があまりなかった。しょうがない、だってあたふたしてたから。
ここが目的の地、約束の地の阿嘉島だ。
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