家の本棚に並んでた、瀬尾まいこさんの
『幸福な食卓』
を読んだ。
父、母、兄、妹の4人家族。よくありそうな家庭。4人はそれぞれの悩みや考えをもって(そこには大小あるとはいえ)毎日を過ごしているのも、ごくごく一般的な家庭で繰り広げられている光景。
もちろんそこからいろいろあるのだが(このいろいろが魅力を引き出している)、妹を中心として4人それぞれどのような日々を過ごしていくのか、というなんとも薄っぺらい説明。
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僕は以前、映画『夜明けのすべて』を観て、原作よりいい、と思った。
原作よりも映画がいいのは、僕には珍しい。この映画監督の他の作品は、だいたい好き。
じゃあ、原作の著者である、瀬尾まいこさんの他の作品も読んでみようと思ったのだった。
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瀬尾まいこさん著『幸福な食卓』は、まず小説タイトルを『幸福な朝食』だと、さっきまで勘違いしていた。勘違いするほど、朝食のイメージが強い。
ごはんのなかでも、朝ごはんがもっとも幸せそう。食事をしている場面がよく出てきて、幸せを感じる。
読みやすくて、最後までさらっと読むことができた。物語の起伏が少なくて(あるのかな)、同時に感情の揺さぶられ幅も少ないから(じつは大きいのかな)、疲れてて重いテーマがしんどい時に読むことができて、僕にとってタイミングよかった。

僕が苦手とする、家族の仲がいい、おしゃれな家庭、オープンな関係、オープンな会話が、どんどんでてきた。
最初はどうしようかと思ったが、なんのエグ味もなく、さらっと終わった。さわやか。
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小説『夜明けのすべて』も『幸福な食卓』も、物足りなさを感じた。
が、物語の起伏が少なくて、感情の揺れ幅も少なく感じる本も、人には必要。時には必要。そういう物語じゃなきゃいけない時もある。
ただたんに、原作関係なく、僕は映画監督の作品が好きなだけかもしれない。そう思えてきた。
瀬尾まいこさんの、他の作品もまた読んでみよう。
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