坂を降りてみる

冷ための風が弱〜く吹いていて、蒸し暑いことはなく、半袖のTシャツだけなら肌寒いくらいだった。その日、ボクは実家のまわりの溝の掃除をしていた。

もうすぐご近所どうしのお掃除の日があるらしく、当日までに溝にある枯葉や土などを取っといてほしい、とのことだった。

しょうがないな、思いながら、ポッドキャストの『オーバー・ザ・サン』をイヤホンで聴きながら、数年間で溜まり固まった土をシャベルなどで掘り起こす。

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イヤホンではジェーン・スーがどうしょうもない部分があるのが人間だ、と言う話をしている時に、ニヤニヤした男性と小さな女の子が近づいてきた。

それは中学の同級生だった。うわ、何年振り?たぶん20年以上。

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見かけたから、と、かつての同級生は言った。一緒にいる小さな女の子は娘さんとのことだった。このあたりで会うことはないので、ちょっとおどろいた。

中学の時は同じバスケ部だったので仲は良かった。違う高校に通っていたので、それからは遠のいていたけれど。
ここから坂を降りたところのマンションに住んでるらしい。もう10年になるという。
え?全然知らんかった。

娘さんとともに坂を降りてみる

マンションまで一緒にいくと、中学生くらいの息子さんがいた。娘さんも息子さんも、父とニヤニヤするところがとてもよく似ていた。表情、おんなじやん、って、何回も言ってしまった。親子3人で同じようにニヤニヤしていた。おもろいな。

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戻って溝の掃除の続きをした。長年にわたり固まった土をある程度とった。これで雨水は快適にあるいは軽快に流れていくはずである。

『オーバー・ザ・サン』はエンディングに向かっていた。

時間は流れているな、と思った。

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