満員のボートで、マンタの話で持ちきりだった。
この光景、どこかで見たことがあると思ったら、3月のくじらの旅でくじらを見た時と、とても似ていた。
マンタとくじらと違ったのは、マンタは飛んでた、ってことだ。
マンタは飛行機、くじらはロケット。
ボクのチンケな感性で説明できるんは、これくらいだ。
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この日、マンタは2枚あらわれた。
はじめに飛んでるのを見た時、でたぁ〜って思った。自分の水深から少し見上げて、遠くの濃いブルーからマンタはやってきた。BGMを選べるなら、軽快なポップソングだ。そのマンタはそのまま通り過ぎていって、見えなくなった。
次にあらわれたマンタは、大きかった。最初に見たマンタよりも二回りくらい大きかった。迫力は倍。BGMはハードロックに変わった。
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2回目の大きなマンタは、ちゃんとクリーニングをされるために、根（やま）の頂上でホバリング（とまる）していた。
われわれからマンタの距離は…よくわからない。手が届きそうな距離ではない。20m以上は離れてた。それでも迫力はあった。
ボクは以前にマンタをもっと近くで見たことあるけれど、今回のマンタのほうが迫力があって、目が離せなかった。ちょっと距離があったほうが、ボクは好みかもしれない。
もしマンタがあらわれなかったら…なんて、心配することなかれ。マンタなしでもこのスポットは生物の宝庫だから飽きることがない、とガイドさんが教えてくれた。この日もあえてマンタを見ないチームがいたくらいだ（ホントに）。
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ボートの上では誰もがマンタの話。
マンタの話もくじらの話も、とにかく早く話がしたい。くじらの時も感じたけれど、現実感のないくらい大きなスケールの生物って、すごいな〜、しか言えない。
ぜひマンタ見て欲しいな〜☆
石垣島の空は、完全に晴れていた。
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