くじらの旅 よろしくありがと沖縄本島編⑰手アカどころじゃない。旅はこんな出会いに満ち満ちている。

旅はたくさんの出会いに満ちている☆

使い古されている言葉だ。それに手アカにまみれた言葉でもある。

でも、本当のことだからしょうがない。出会いに満ち満ちているのが、旅なのである。

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今回のくじらの旅では、クジラに出会えたことはもちろんスゴイことだけれど、もうひとつ、クジラと匹敵するくらいドデカい出会いがあった。

それは、ある小説。文庫本である。

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初日のこと。
好きな本、小説の話になった。
女性のお客さまおふたりが共通して、かつてある小説が好きだった。影響も受けた。それが同じ作者の同じ本なのだった。
でも今その本はない。たぶん引越しやなんかでなくなってしまったのだ。
本というのはそういうもんだ。

ボクはその小説は知ってるけれど、読んだことはなかった。ふうん、そうなんや、機会があれば読んでみよう、って思った。

そして最終日のこと。
われわれは那覇の商店街で昼から飲んでいた。ケバケバしいお店の、よく言えばテラス席(そこは商店街の真ん中さ)で、なかなか高レベルの自由を味わっていた。1000ベロってやつだ。

派手派手しい

ビールはどこからきてどこへゆくのか
飲み屋の隣はフンイキのあるお店があった

店の隣はリサイクルショップだった。

みなさんが飲んでる中、ボクはひとりフラっとリサイクルショップに入った。ちょっとしたスペースに少しの古本が売られていた。

なんと、その中に今、最もアツい小説があった。

ま、まさかの

ビックリした。数冊しかない古本の中にあったのだから、そりゃビックリする。

もちろん即買いした。100円とか150円とかだった。

くじらの旅のお客さまが好きだった小説を(しかもおふたりとも)、沖縄の古本で(たまたま隣だったお店で)見つけたのだ、ボクも読んでみたい、とモーレツに思った。

これがステキな出会いと言わずになんと言おう。

ほんの数冊しかない本棚

旅は出会いに満ち満ちている

お客さまに見てもらうと、やっぱりお客さまもビックリ。

「なんでぇ〜!」
こういう奇跡みたいなことってあるのだ。お客さまは読ませて欲しい、なんなら少しの間貸して欲しい、と言った。もちろん貸してあげる。ボクが持ってるよりも、お客さまの手元にあるほうが、意味があるのだ。

なくなってしまった本は、ここで(沖縄で!)帰ってきた。長い旅にでていたのだ。くじらみたいに。

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旅はたくさんの出会いに満ち満ちている☆確かに使い古されているけれど、それでもいいじゃない。

その小説はクタクタにくたびれたビジュアルをしていた。手アカどころではなかった。さまざまな土地でいろんな人と過ごしてきた本。

こんな出会いがあるんだ。

観光名所もいいけれど、“旅のできごと”が、一番の名所になる。

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