祭りってオモシロいな、と思った。
祭りそのものよりも、祭りをしている人たちがオモシロいな、と思ったのである。
誰かに頼まれたわけでもないし、金が儲かるわけでもない。それなのに毎年あれだけ熱心に祭りに挑んでいる人たちがいる。
このモチベーションというか、やる気は、いったいどこからきているのだろう。
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小学生くらいの時には、地域の祭りを手伝ったり神輿を引っ張ったりをしたことくらいある。
楽しかったな。
祭りのあの独特なフンイキ。そしてアゲアゲモード。確かに容赦なく楽しい。
祭り好きの大人って、それと同じなんだろうか。
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伝統あるお祭りの歴史をここで絶やすわけにはいかない、っていう責任感もあるのかもしれないけれど、もっと純粋に“楽しいから”なんやろうな。
そうなのだ、祭りは参加するのが楽しいのだ。祭りに参加することこそが、最も祭りっぽい。
他校の学祭や文化祭に行くよりも、自分たちでやってるほうが楽しかったはずなのだ。
祭りを感じるには、祭りをすることが一番なのだ。
誰に頼まれたわけでもないし、儲かるわけでもない。見返りはない。
いや、見返りがあるとすれば、“楽しさ”である。楽しいから大真面目に取り組んでいる。
ステキな人たちだな〜。
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京都には有名な祇園祭がある。参加している人の充実度といったらすごいんだろうな、楽しいんやろうな。
ボクらは山鉾の巡行を見たり、だいたいの人はせいぜい宵山で屋台を楽しむくらいである。祇園祭に参加する楽しさは、永久にわからない。
ふと思ったけれど、祭りに参加するには、どうしたらいいのだろう。
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