年月がながれるごとに、歳を重ねるごとに、見た目も考え方も感じ方も、そして行動も変わってくる。
「いつまでたっても変わらない、そんなものあるだろうか」
って、『情熱のバラ』みたいなことを言ってしまってる。今日は言ってしまおう。
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Myウエットスーツが届く。
何着目のウエットスーツだ?生涯どれくらいスーツをつくるんだろう。数えるのもめんどくさい。いや、めんどくさいと言ったら、今までのスーツに失礼だ。
めんどくさいというよりも、思い返してみて、もし数え忘れているスーツがあったりしたら、その方が失礼だから、思い出すことをやめよう。そういうものだ。
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ダイビングスーツは消耗品である。使うたびにすり減っていく。なんなら使わなくてもダメになっていく。完全なる消耗品である。
生地がすり減り、弾力性がなく薄くなり、破れやすくなって保温力がなくなっていく。
このようにして書いてると、社会にもまれそして疲れ果て、擦り切れて夢も希望もなくなってしまった一人の中年男のことでも表現しているかのようだ。
否、いま書いているのは中年男性のことではなく、ウエットスーツのことだ。なんでもかんでも重ね合わせるのは悪いクセだ。
できたばかりの新しいスーツを使うのは嬉しい。それと同時に、今までのスーツに切なさを感じる。
でも大丈夫だ、古いスーツはスーツとしての役目をちゃんと果たしたのだ。ありがとう☆
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スーツには「ネーム」を入れることができる。文字をプリントできるサービスがある。若い時はお客さまに必ず入れてもらってた。「世界に一つのオリジナルスーツだ!」って言って。
今はお客さまにぜひ!っておすすめしてない。もちろんボクもネームは入れない。
時代とともに、年齢とともにスーツに対する考え方すら変わってくるのだ。
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