売ってよかった。のか。

どうも売るのが苦手らしい。

“売る”というのは、ダイビング器材やウエットスーツを販売すると言う意味の売るではなくて、使わなくなったから売るのほうの、“売る”である。

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あ。
ダイビング器材やスーツを“売る”のも、苦手というか、じょうずではない。売るのは大好き。でも、じょうずではない。だからあんまり売れない。これは笑えない。

使わなくなったものを“売る”のは、切なくなるので苦手なのである。

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先日、レンズを売った。

カメラを購入した時に一緒に買ったレンズである。ボクにしてはまぁまぁ高級なレンズである。でも後日、新しく購入したレンズが気に入って、もうその新しいレンズで写真を撮っている。つまり、最初に買ったレンズは長い間使っていなかった。そしてこれからもそんなに使う機会はないだろうと思ったのである。

使ってなかったし、これからも使う予定がないのだから、売ったらいいじゃない。
って、ボクはそう簡単にはなりにくいようである。

当時いろいろ迷って購入したレンズ。接客してくれた人。それから下手くそながら写真を撮りまくった。そういうなんやかやがあって、あのレンズにたいしてめっちゃ切なくなる。なんか悲しませてるみたいだ。そんなこと絶対ないのに。あるわけないのに。おまえ病気か?って言われそう。

車もそうだった。以前の海洋車「くじら12号」から「コクジラ号」に買いかえる時も、同じ理由で切なかった。裏切っている様な気がするのだ。そんなことあるわけないのに。やっぱ病気か。

この考え方、感じ方は、ぜったい商売が下手な人間のものだ。

スティーブ・ジョブズや松下幸之助や、イーロンなんちゃらが、こんな感じ方するわけないじゃないか。
商売が上手な人は、売った側も買った側もしあわせになるように考えているにきまっている。知らんけど。理由が“切ない”では、誰もしあわせにならんだろう。

とにかく、レンズを売ったのだった。切ないながらも。

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売った今でも、売らんでもよかったんちゃう?と思うこともある。いいや、あのレンズは、あの車は、今は新しいオーナーがよくしているはずである。

売ってよかったのである。

でも、これからも“売る”のは、苦手のままやろうな、と。

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