時を超える「オレの話を、ちけ!」

酔っ払ったら、
「オレの話をちけ!」
っていうヤツがいた。

ちけというのは、「聞け」のこと。

今でも言ってるのかな?

最近、一緒に飲んでないからわからないけれど、今でも言っててほしい。

オレの話をちけ!

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そいつはオレの話をちけ、って言っているわりには、そのあと何の話にもならないのがいいところだと個人的には思っている。

その昔、どうやって自分のことをアピールしようかとか、自分が考えているオモシロいことをどれだけ目の前の人にわかってもらうか、こういう自己顕示欲が大きかった。
ボクをふくめ多くの人が。

だってそうしないと、自分のことをわかってもらえない、アピールできないから。

オレは、こんなにすごいんだ!

誰もが、オレの話をちけ!状態だった。

◆◆◆◆◆◆

でも現代の自己顕示欲というか、承認欲求というのは、ちょっと違うのかな、と思う。

自分の凄さをアピールするよりも、それを隠しているほうがスマートだと思っている人のほうが多いかもしれない。

昔もこういうアピールしない人はいたのかもしれないけれど、あんまりわからなかった。

なるべく自分の意見は言わない。
思っていることの半分以上は自分の中にとどめておく。

今は、こういう人の方が多いような気がする。
ボクをふくめ。

あ。いや。
というか、SNSなどで、アピールする人はいっぱいいるか。

いいねがほしい承認欲求は、今も昔もあんまり変わりないか。

どれだけ自分が充実しているかは、アピールしたいものなんだ。

◆◆◆◆◆◆

時代を超えて、
「オレの話を、ちけ!」
は、人の心にある。

表現の仕方が変わったということかな。

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