たまたま聞いていたラジオで、
「鼻血へのあこがれ」
について、そのDJは語っていた。
ボクは共感して、誰もいない車内で、少し笑った。
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鼻血にあこがれる?
意味がわからん、と思われてもしかたがない。
確かに変なあこがれだが、これはわかる人にはわかるのだ。
鼻血を出したことがない人が、鼻血がでることにたいして、あこがれを抱くのだ☆
こどものころ、まわりの友達は、よく鼻血を出していた。
「よく」かどうかは怪しいところだが、
ティッシュでおさえたり、首筋のうしろをトントントンってチョップしたりを見るたびに、何でオレは鼻血が出ないのだ?と寂しく感じたものだ。
どうなったら出るのか、出ている時はどんな感じがするのか、友達は心配してくれるのか、などなど、好奇心は絶えない。
チョコやピーナッツを食べすぎたり、のぼせたり、エロいことを考えたりしたら、鼻血が出る、と言われている。現に、亀仙人はよく鼻血を出していた。
大人になり上記のことはずいぶん経験したが、今だに鼻血は出てこない。
どうなってるんだ。
ラジオでこの話を聞いて、そうなんだよな〜と、こどもの頃を思い出していた。
ボクサーになるか、ヤンキーにからまれて殴られるかしないかぎりは、鼻血へのあこがれはなくなりそうにない。
そんなもの、出てくる気配すらないのだ。
ま、今となっては、出なくてもいいんだけれど。
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