4年前の、おフランス⑤

前回までの内容 ⇒ 聖地をめぐる旅にでるため、

ピーナッツ号(自転車)で、フランスからスペインの大西洋側まで

約3週間のあれやこれやの話。

「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」といって、

日本の四国の八十八か所巡りみたいなやつです。

4年前くらいの話で、

その道のり、だいたいの人は、約一か月かけて歩く。

巡礼出発の街、サンジャンピエドポーでは、

ゲストハウスに泊まって、目覚めると、こんな朝日♪

バラバラだったピーナッツ号をなんとか組み立てて、

飲み水を大量に水筒に入れて、8月だというのに

肌寒いけれど、ここは、フランス!

わくわくしながらペダルをふんで、進んでいくと、

いきなりヤル気を失う景色が広がる…

この写真はいい感じですが、ピレネー山脈を越える道のりで、

ものすごい上り坂! Oh-!ピレネー山脈!

余裕が無かったために、上り坂の写真はございません。

とにかく、今までの坂とはワケが違う!

自転車に乗ることもままならない。

当然、ピーナッツ号からおりて、押しながら坂を上ることに。

荷物を載せた自転車を押す、という行為は、

実につまらないし、実に疲れる…

意識がもうろうとする中、何か、かすかに鈴の音が聞こえる。

とうとうアタマがおかしくなったのかと思っていたら…

羊のむれ!

まず、目の前に人間以外の動物がうじゃうじゃいたら、

恐怖を感じます。

羊というのは、どうしてあんなに表情のない目ができるんだ!

とにかく、今のボクには、羊など相手にしていられない。

もちろん、羊のほうでも、ボクのことなど気にしていない。

あんな無表情な目を一秒でも見ていたら、凍り付きそうになる!

ということで、ハイジ的な鈴の音をあとにして、先に進む。

あ、ハイジはヤギか…あぁもう!それもどっちでもいい!

 

こういうわかりやすい道しるべはいいけれど、

書いていることもわかりずらい標識や、

結局どっちだ?っていうのは、やめてほしい。

進むべき道、多すぎ!

疲れすぎて、何も考えられないまま山を登って、

なんとか頂上らしきところにでる。

この高さ。下の見えてる街から来たという恐ろしさ。

ここまで来たら、今日の目的地までもうすぐらしい♪

そしてテンション上がって、自撮りしたらしい。

シンジラレナイ。シンジラレナイ。

このようにして、なんとか、目的地にたどり着く。

その小さな街では、この前日お世話になったABE氏の姿も。

普通、徒歩よりも自転車のほうが、断然速いのですが、

なにせ、8割自転車押していたので、あまり変わらない。

他にも自転車の旅人はたくさんいてます。

しかし…

あとで聞いた話によると、

ピレネー山脈だけは、自転車専用の道があったらしい。

そういえば、徒歩者しか見ていない!自転車を見なかった!

なんだそりゃ!

普通に登山道だったのか!疲れるわけだ!

まあいい☆

巡礼というものは、こういうものだ、ということにしよう(^^♪

苦労すればいいのだ☆

とにかく今日は、この馬小屋のような宿で泊まります。

でも、景色は最高に良くて、空気も新鮮!な気がする!

それだけで、楽しくなってくるのだ☆

まだまだ先は長い…

京都ダイビングライセンス取得⇒ダイビングショップ潜水工房 鯨庵

 

 

 

 

 

 

 

 

最新情報をチェックしよう!