前回までの内容 ⇒ 聖地をめぐる旅にでるため、
ピーナッツ号(自転車)で、フランスからスペインの大西洋側まで
約3週間のあれやこれやの話。
「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」といって、
日本の四国の八十八か所巡りみたいなやつです。
4年前くらいの話で、
その道のり、だいたいの人は、約一か月かけて歩く。
巡礼出発の街、サンジャンピエドポーでは、
ゲストハウスに泊まって、目覚めると、こんな朝日♪
バラバラだったピーナッツ号をなんとか組み立てて、
飲み水を大量に水筒に入れて、8月だというのに
肌寒いけれど、ここは、フランス!
わくわくしながらペダルをふんで、進んでいくと、
いきなりヤル気を失う景色が広がる…
この写真はいい感じですが、ピレネー山脈を越える道のりで、
ものすごい上り坂! Oh-!ピレネー山脈!
余裕が無かったために、上り坂の写真はございません。
とにかく、今までの坂とはワケが違う!
自転車に乗ることもままならない。
当然、ピーナッツ号からおりて、押しながら坂を上ることに。
荷物を載せた自転車を押す、という行為は、
実につまらないし、実に疲れる…
意識がもうろうとする中、何か、かすかに鈴の音が聞こえる。
とうとうアタマがおかしくなったのかと思っていたら…
羊のむれ!
まず、目の前に人間以外の動物がうじゃうじゃいたら、
恐怖を感じます。
羊というのは、どうしてあんなに表情のない目ができるんだ!
とにかく、今のボクには、羊など相手にしていられない。
もちろん、羊のほうでも、ボクのことなど気にしていない。
あんな無表情な目を一秒でも見ていたら、凍り付きそうになる!
ということで、ハイジ的な鈴の音をあとにして、先に進む。
あ、ハイジはヤギか…あぁもう!それもどっちでもいい!
こういうわかりやすい道しるべはいいけれど、
書いていることもわかりずらい標識や、
結局どっちだ?っていうのは、やめてほしい。
進むべき道、多すぎ!
疲れすぎて、何も考えられないまま山を登って、
なんとか頂上らしきところにでる。
この高さ。下の見えてる街から来たという恐ろしさ。
ここまで来たら、今日の目的地までもうすぐらしい♪
そしてテンション上がって、自撮りしたらしい。
シンジラレナイ。シンジラレナイ。
このようにして、なんとか、目的地にたどり着く。
その小さな街では、この前日お世話になったABE氏の姿も。
普通、徒歩よりも自転車のほうが、断然速いのですが、
なにせ、8割自転車押していたので、あまり変わらない。
他にも自転車の旅人はたくさんいてます。
しかし…
あとで聞いた話によると、
ピレネー山脈だけは、自転車専用の道があったらしい。
そういえば、徒歩者しか見ていない!自転車を見なかった!
なんだそりゃ!
普通に登山道だったのか!疲れるわけだ!
まあいい☆
巡礼というものは、こういうものだ、ということにしよう(^^♪
苦労すればいいのだ☆
とにかく今日は、この馬小屋のような宿で泊まります。
でも、景色は最高に良くて、空気も新鮮!な気がする!
それだけで、楽しくなってくるのだ☆
まだまだ先は長い…
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