4年前の、おフランス④

前回までの内容 ⇒ 聖地をめぐる旅にでるため、

ピーナッツ号(自転車)で、フランスからスペインの大西洋側まで

約3週間のあれやこれやの話。

「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」といって、

日本の四国の八十八か所巡りみたいなやつです。

その道のり、だいたいの人は、約一か月かけて歩く。

 

パリを離れ、サン・ジャン・ピエド・ポーという街まで、

ピーナッツ号をのせて、列車に乗り込む。

「サン・ジャン・ピエド・ポー」

なんて覚えにくい街の名前なんでしょう。

とにかく、この街が、旅の出発地。

フランス風新幹線のようなもので、快適に移動していました。

窓の外には、ヨーロッパ的田舎な風景が☆

アジアとは一味違う風景にうっとり♪

 

日本の電車、新幹線は、実にすぐれていると思います。

ボクの記憶によると、外国の電車は、

だいたい時間に遅れるんじゃないでしょうか。

インドなんて、8時間遅れて電車が到着したけれど、

まわりの人は、怒ってる人なんていなくて、

まるで普通でした。そのうち、ボクも普通になってました。

予想通り、今乗っている列車も、

現地への到着時間が遅れる、というふうなアナウンスが。

サン・ジャン・ピエド・ポーまで行くには、

途中で乗り換えが必要。

その乗り換えの駅に遅れて到着するということは、

次の電車は乗れないかもしれないのですが、

こういうことには、慣れてくるので、

そんなに心配はしていませんでした。

ま、どうにかなるでしょ、と、とても楽観的でした。

さて、だいぶ長い前置きをしてしまいました。

ここからが、今回のメイン。

向こうのほうで、何か大きい声が聞こえます。

おそらく、乗客が、車掌らしき人に、

文句を言っているフンイキで、

しかもよく聞いてみると、いかにも日本的カタコト英語で、

たまに、日本語がでてしまっている。

 

なんだかうれしくなって、そちらのほうを見てみると、

年齢は、60代、そこそこ。

背は160㎝、70㎏ほど、キャップをかぶって、

茶色のチェックのシャツと、茶色のパンツという、

日本でもおなじみの登山のおとうさんでありました。

ABE氏の登場です。

遅れているせいで、乗り継ぎできないじゃないか、って、

とても心配されてました。

ボクも、そちらへ行ってみて、

「たぶん大丈夫だと思いますよ」

とABE氏に言って、安心していただきました。

何が大丈夫なのか、よくもそんな無責任なことが言えたもんだと、

今さらながら思うけれど、やっぱり実際、どうにかなったのです(^^♪

これが、その街。

 

さてそのABE氏(あべさんです)。

お仕事を定年退職し、旅をしているとゆう。

なんてステキな60代。

いろいろ話をしていると、

銀紙につつまれたものをくれました。

大きさは、あめ玉ほど。

 

「ごま塩です。

和食に恋しくなったら、きっと役にたちます。」

 

ホンマか?と半信半疑でしたが、

その後、このごま塩に救われることになる。

それから10日ほどたって、

フランスパンにも、チーズにも、サラミにも、

あらゆるものに、あきあきしていたころに、

ポケットの中のごま塩に気づいて、

パンにごま塩をかけて食べてみると、しみた…

こんなにも、塩とゴマに感謝したことは、

後にも先にも、この時が最強です(^^♪

それ以上に、ABE氏に感謝!

とにかく、目的にしていた、

サン・ジャン・ピエド・ポーに着きました☆

明日から、ピーナッツ号との旅が始まります。

夏のおわりなのに、寒すぎる…!

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