シュールなのか、金沢③

シュールなのか、金沢シリーズは今回で完結する。

完結するにふさわしいシュールさを、今から紹介する。

ボクが経験した中で、最もシュールだったのかもしれないのが、
『名曲と珈琲ぱるてぃーた』
のマスターだ。

兼六園を見て回るのにけっこう歩いた。

続いて21世紀美術館にもいった。

そろそろ一休みしてコーヒーを飲みたいところだ。

そこでたまたま見つけた純喫茶風のかんばん。

これは、なかなかのフンイキ。間違いなかろう、と思って階段を下りてみる。

地下…。

中は薄暗く、昔のアメリカ映画であるような、闇取引でも行われているような感じだ。お客さんは、いない。
壁には絵画が何枚も飾られている。その中にはピカソの絵もあった。本物なのかどうかはわからない。知らない。
聞こえてくるのは、重厚なクラシック音楽だ。ここは、『名曲と珈琲ぱるてぃーた』さんのなのだ。

カウンターには、研究に没頭している博士のようなマスターがいる。
白髪だ。
静かな声で、いらっしゃいませ、と言われる。

おそるおそるはしっこの席に座る。
「コーヒーと紅茶しかありません」
とマスターは言う。

おぉ、さすが純喫茶。
余計なメニューは、この店には存在しない。
ホットコーヒーを注文する。

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そこまでは、よかった。
するとマスターがカウンターから戻ってきた。

「コーヒーが品切れでできない」

えぇ!純喫茶なのに?
『名曲と珈琲ぱるてぃーた』なのに⁉

しかたなく、紅茶を注文しなおした。
シュールすぎる。
シュールの意味を再確認しておこう☆

1、「基本はありえないことだが、あったら恐いこと(シュールなギャグ)」

2、「現実をありえない形で皮肉したもの(シュールな表現)」

3、「実際に起きてはいるが非日常的な光景(シュールな光景)」

意味まとめ 


すべて当てはまっている。

あの空間は、非日常的な光景だった。

ひょっとしたら、まだボクは美術館の中にいて、アートを感じているのか、とさえ思える。
いや、案外そうだったのかもしれないな。

もう一回行きたいか、と聞かれたら、気になるからぜひ行きたい、と答えてしまうだろう。

これがシュールじゃなかったら、なにがシュールなのだ☆

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